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ウイスキー角瓶の種類や味わいなどを徹底解説【角瓶は1種類だけ?】


悩んでいる人

ウイスキーの角瓶って1種類だけしかないの?
他にもあれば教えてほしい!


こんなお悩みを解決します。

この記事の内容


・角瓶のラインナップと味わい・おすすめの飲み方
・角瓶とはどんなウイスキーか紹介
・角瓶好きにおすすめのウイスキー


この記事の信頼性


この記事を書いている僕は、ウイスキー歴4年ほどですが、ウイスキーテイスティング数は300銘柄以上、現在では自宅に120本程所持しています。全国各地の蒸留所にも足を運んでおり、ウイスキーに費やしたお金は100万円以上…生粋のウイスキーオタクです。

筆者


今回は、「ウイスキー角瓶の種類」について解説していきます。


角瓶って居酒屋での定番中の定番ですよね。

居酒屋で角瓶を飲んでいるときに、角瓶でほかの種類があれば飲んでみたいなぁと思ったことはありませんか?


僕は角ハイボール3杯目くらいでよく思います笑

角瓶のほかの種類を調査していくつか実際に飲んでみたので、味わいやおすすめの飲み方についてレビューします。


この記事を読むだけで、ウイスキー角瓶の種類のみならず、味わいや飲み方が分かるはずです。






角瓶のラインナップと味わい・おすすめの飲み方

                                               出典:suntory.co.jp



結論からいうと、角瓶は全部で5種類あります。


悩んでいる人

その5種類はどこでも手に入れられるの?



1種類のみどこでも手に入れられますが、ほかの4種類はどこでも手に入れられるものではありません。

すでにメーカーでの製造中止となり、終売品となっているものも…


それでも、ネットショップであれば今のところは手に入れられるようです。



実際に、角瓶5種類のラインナップと味わい・おすすめの飲み方について紹介していきます。

角瓶



角瓶は、サントリー角のスタンダードボトルです。

国内売り上げNo.1を誇る、大定番のウイスキー。



角瓶の5種類の中で、唯一どのコンビニやスーパー等どこでも手に入る銘柄です。


テイスティングノート

  • 香り:かすかにバニラ、ツンとしたアルコール感
  • 味:ほんのりバニラのような甘味、すこし樽感、後味ドライ、強いアルコール感
  • おすすめの飲み方:ハイボール
  • 入手難易度:0.5 out of 5 stars (0.5 / 5)(0.5点)


味わいはほんのりとした甘味があり、ドライですっきりとした後味です。

ストレートだとアルコール感は強く感じます。


おすすめの飲み方はハイボールです。

ただ、厳密にいうと、『神戸ハイボール』が一番おすすめの飲み方になります。

神戸ハイボールってなんやねん!って方は、究極の神戸ハイボールをつくる手順3つと注意点5つ【永久保存版】で解説していますので、ご覧ください。

筆者



角の中で唯一180ml、700ml、1920ml、2700ml、4000mlと5つの容量が展開されています。(業務用には5000ml展開もあり)


5000mlの業務用は『業務店専用 特製<角>』という商品名で販売されています。これは糖類など混ぜられており、「リキュール」という扱いになります。風味が劣るため、おすすめしません。(通常の角瓶はウイスキー100%です)



各家庭向け、宅飲みには700mlがスタンダードボトルになります。

よくウイスキーを飲まれる方には、最も容量の多い4000mlタイプがおすすめです。

怒っている人

4000mlは重過ぎて、運ぶの大変すぎるやろ!


たしかに、4000mlをスーパーなどから買ってきて運ぶのは大変ですよね。


そんなときは、ネットショップを利用すれば解決します。


ネットだとポイントもつきますし、1杯あたりお得に楽しめるのもいいですよね。

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白角


白角は、2019年に休売していましたが2022年8月9日に数量限定で復活したボトルです。

白州蒸留所のスッキリとした原酒を主に使用してブレンドしています。


休売前はスーパーや酒屋さんで角瓶のとなりに置いてあるような、スタンダード品でした。

ウイスキーブームでシングルモルト白州の人気に火がついたことで、原酒が少なくなり休売となったようです。

テイスティングノート

  • 香り:バニラ、すこしアルコール感
  • 味:麦の甘味、樽感、すこしアルコール感
  • おすすめの飲み方:水割り
  • 入手難易度:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)(3.5点)


味わいは、淡麗で少し辛口な風味となっており、後味はスッキリとしたドライな風味を感じます。

このすっきり感は、やはり白州原酒からくるものだとはっきりわかりますね。


おすすめの飲み方は、水割りです。

風味が優しく、繊細な味付けの和食にもバッチリ合います。


白角と相性がいい食べ物は、刺身おでん

口の中で、刺身の生臭さ・おでん出汁の残る感じを、さらっと洗い流してくれますよ。

筆者



すでに数量限定発売から時間がたっており、市場から在庫がなくなってきています。


そのため、見つけしだい確保しておくことをおすすめします。

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復刻版角瓶



復刻版角瓶は、1937年の発売当初の角瓶の味わいを再現するというコンセプトで、2015年2月17日に発売されました。


休売・終売の噂はありますが、現時点ではネットショップで手に入れることができます。



80年以上前の角瓶の味わいを今でも楽しめるようにと、開発してくれたサントリーさんには感謝してもしきれません!
個人的には角瓶シリーズの中で1番好きな銘柄です。

テイスティングノート

  • 香り:バニラ、はちみつ、レーズン、スモーキー、すこしアルコール感
  • 味:スモーキー、レーズン、黒糖
  • おすすめの飲み方:ハイボール
  • 入手難易度:2.5 out of 5 stars (2.5 / 5)(2.5点)



味わいは、少しスモーキーとなっており、後味はまったりとした甘さを感じます。

通常の角瓶と比べて、フルボディで本格的な味わいが楽しめます。



おすすめの飲み方は、(濃いめの)ハイボールです。

濃い目のハイボールにすると、スモーキーで複雑な味わいがしっかり残るため、食後でも楽しめる1杯になります。



食事とあわせるなら、味の濃い中華料理がよく合います。

特におすすめは、麻婆豆腐。

麻婆豆腐の味の濃さにも負けず、ぐびぐび飲み進めていけます

筆者



こちらも終売の噂は絶えず、いつから飲めなくなるかはわかりません


飲んだことがない方は、是非とも飲んでおいてほしい1本です。

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角瓶 黒43°



角瓶黒43°(通称:黒角)は2016年頃から休売となっており、現在は製造していません。


今でも、運が良ければネットショップで見つけることができます


テイスティングノート

  • 香り:チョコ、麦のほんのりした甘味、すこしスモーキー、すこしアルコール感
  • 味:ダークチョコ、麦のほんのりした甘味
  • おすすめの飲み方:ロック
  • 入手難易度:4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)(4.5点)


通常の角瓶がバーボン樽を使用しているところ、黒角は、山崎パンチョン樽原酒をキーにブレンドされています。

パンチョン樽というのは480~520リットルの大きめの樽のことで、ゆっくりと熟成が進むのが特徴。


味わいは、ダークチョコレートを思わせるような甘味と苦味を感じます。


角瓶が食中酒向けなのに対して、食後にゆっくりロックで楽しむのがおすすめな一本です。

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プレミアム角瓶



プレミアム角瓶は2013年~2016年頃に約3年間のみ販売しており、現在終売となっている幻のウイスキーです。


今でも、ごくまれにネットショップで市場在庫品が見つかることがあります。


テイスティングノート

  • 香り:レーズン、バニラ、すこしアルコール感
  • 味:レーズン、カラメル、樽っぽいウッディ感
  • おすすめの飲み方:ロック、ハイボール
  • 入手難易度:5 out of 5 stars (5 / 5)(5.0点)



味わいは、簡単にいうと、通常の角瓶の上位互換です。

レーズンのような甘味とシングルモルト白州をおもわせるような樽感がマッチしています。


現在終売しているのが非常に残念ですが、運よくネットショップなどで見かけた方は、ぜひお試しください。


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角瓶の歴史

出典:suntory.co.jp


角瓶はどのような歴史があるのか、簡潔に5つのポイントにまとめました。


ポイント

  • 1937年にサントリーから誕生し、当時は「サントリーウヰスキー12年」という名前で誕生。
  • 「サントリーウヰスキー12年」発売前は、ウイスキーが当時の日本人に受け入れられず、倒産寸前だった
  • ニッカウイスキーの生みの親である竹鶴正孝氏のもとで鳥井氏は修業を重ね、日本人好みにブレンドした「サントリーウヰスキー12年」を発売し、ヒット
  • 1950年代に「サントリー角瓶」に名前を変え、2008年頃から「角ハイボール」の広告を出したことで、大ヒット
  • 亀甲模様と黄色のラベルというデザインは最初の発売から80年以上変わっていない



サントリーのウイスキーなのに、ニッカ創業者である竹鶴正孝氏のエッセンスがはいっていたなんて、驚く方も多いのではないでしょうか。


サントリーの創業者である鳥井信治郎氏は「スコッチウイスキーに負けない日本のウイスキーをつくりたい」という思いが、ライバルでもある竹鶴正孝氏にも伝わったのでしょう。


今もおいしい角瓶を楽しめるのはこの2人のおかげですね。

角瓶の製造方法


角瓶はモルト原酒とグレーン原酒をブレンドし製造されています。


このウイスキーはブレンデッドウイスキーというタイプになります。

用語説明
【モルト原酒】
大麦麦芽を原料とし、ポットスチルとよばれる単式蒸留器でつくったもの。
比較的くせがあり、大量生産できないため比較的高価。
【グレーン原酒】
トウモロコシ
ライ麦、小麦などを主原料とし、連続式蒸留器でつくったもの。
比較的くせがなく、大量生産できるため比較的安価。



モルト原酒は山崎蒸溜所・白州蒸溜所のバーボン樽で熟成したもの。
グレーン原酒は知多蒸留所のものを使用しています。

経験をつんだブレンダーさんが、上の原酒をバランスよくブレンドし、絶妙な味わいをつくりあげているのです。



この角瓶は1980年代に発売されていたものです。

今の角瓶に比べて色が濃く、味はカラメルのようなとろっとした甘さが非常に強い一本。


時代のニーズに合わせて、原酒のブレンドを変えているということですね。


角瓶好きにおすすめのウイスキー




角瓶が好きの方におすすめのウイスキーを紹介します。


角瓶のように雑味が少なく、ハイボールで飲みやすいウイスキーについてこちらでまとめています。



【初心者向け】スーパーで買えるコスパ最強ウイスキー ランキング10選



角瓶のコスパにも匹敵するウイスキーばかりですので、のぞいてみてください。

まとめ


今回は、角瓶の種類や味わいなどを、ご紹介してきました。

・角瓶は全部で5種類
・そのうち4種類はどこでも手に入れられず、見つかればラッキー
・通常の角瓶だけでも時代ごとにブレンドが違う



通常の角瓶以外にも、さまざまな種類があることがわかっていただけたかと思います。


「今日はちょっとほかの種類の角瓶にもチャレンジしてみようかな♪」と思っていただければ幸いです。



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